デパートの化粧品売り場に行けば、どちらをみても美白コスメが並んでいます。しかし、使用している人が多いぶん美白コスメによる肌トラブルは比較的多いものです。特に肌が敏感な人では、美白コスメを使ったあとに赤みやかゆみが出るなどの「化粧品かぶれ」が見られることが時々あります。
美白コスメだけでなく、アンチエイジングであるシミやシワを防ぐ化粧品全般、他のスキンケア用品に比べるとトラブルになる率は若干高いようです。
その理由は、アンチエイジングは肌の自然の摂理に逆らうものだからです。紫外線が当たってシミができる、加齢によってシワができる、そういう自然の流れに逆らって肌を変えようとすることは、肌に負担がかかものです。
例えば、美白コスメは、メラニンを作り出す酵素を邪魔します。肌の中で自然に働いている酵素を阻害するわけですから、負担になるのは当然です。シワ予防コスメは、老化してコラーゲンを作る力が衰えた線維芽細胞に無理やりコラーゲンを作らせようとするのですから、肌にとっては迷惑な話です。これに対しアンチエイジング以外の通常のスキンケア、つまり洗顔や保湿美容液などは肌の働きをサポートするものなので、正しく行えば負担にならざず、むしろ肌を健康に保つことができるのです。
このようにアンチエイジングはスキンケアの中では特殊な位置づけにあり、ある意味無理なことをしようとしているのだという認識は、頭に置いておきましょう。